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仏陀が病を癒した聖なる草で編む。伊勢神宮に伝わる技法で、浄化と再生の祈りを形にする

心を清める、真菰編み

精麻が「祓い」であるならば、真菰は「浄化」の力を持つ植物です。仏陀が病人を治療する際、真菰のゴザの上に寝かせたという仏教の伝承が残っています。また、日本神話では出雲大社の「神迎祭」で真菰が使われ、神々を迎える聖なる草として崇められてきました。

真菰は水辺に自生し、周囲の水を浄化する力を持ちます。その強力なデトックス作用は科学的にも証明されており、食物繊維、カリウム、クロロフィル、ケイ素など、身体と心を浄化する栄養素が豊富に含まれています。特にマコモタケ(真菰の新芽)は、免疫力を高め、体内の老廃物を排出し、性ホルモンを活性化させる「奇跡の食材」として、近年世界中で注目されています。

この体験では、伊勢神宮で実際に使われているものを模した、本格的なゴザ編み機を使用します。縦糸と横糸を交互に編み込んでいく静かなリズムの中で、あなたの心に溜まった不安、ストレス、過去のわだかまりが、真菰の浄化の力によって解放されていきます。

完成したゴザは、浄化のお守りとして、あなたの空間を清め続けます。

心を清める、真菰編み
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究極の浄化と再生

真菰の持つ浄化エネルギーは、精麻とは異なる深さで作用します。精麻が表面の穢れを祓うなら、真菰は細胞レベル、魂のレベルで染み付いたネガティブなエネルギーを洗い流します。体験中、不思議な軽さや温かさを感じる方が多いのは、この浄化作用によるものです。

仏教と神道の融合美

日本独自の神仏習合の精神を体現する真菰。仏陀の慈悲と日本の神々の加護が、一本の草に込められています。この二つの宗教が調和する日本の精神性を、手仕事を通じて理解することができます。

マインドフルな創造プロセス

伊勢神宮の職人技を模したゴザ編み機を使う体験は、日本の「型」の文化への入り口です。型があるからこそ、心は自由になる。手の動きが自然にリズムを刻み始めると、思考が静まり、深い平安が訪れます。

古代 - 神話と仏教伝承における真菰

真菰は、日本神話と仏教の両方で「聖なる植物」として登場します。

【仏教における真菰】
「お釈迦様(仏陀)が病人を治療する際、真菰のゴザの上に寝かせた」という仏教の伝承が残っています。真菰の持つ浄化力と治癒力を、仏陀は知っていたとされています。また、お釈迦様がとてもかわいがっていた象に、真菰の葉を食べさせたという話も伝えられています。

【神道における真菰】
日本神話では、出雲大社の「神迎祭(かみむかえさい)」で真菰が使われます。旧暦10月(神在月)に、全国の八百万の神々が出雲大社に集まる際、神々を迎える聖なる草として真菰が使用されてきました。

出雲大社の涼殿祭(真菰神事)

出雲大社では毎年6月1日に涼殿祭(すずみどののまつり)、別名「真菰神事」が行われています。この神事は、「大国主命が夏服に衣替えをして出雲の森で暑さを避けられていた」という故事に因んで行われます。

【神事の流れ】
1. 出雲大社の宮司である国造が、出雲の森から御手洗井(みたらしのい)まで移動する
2. 境内の地面に「稲佐の浜の砂と真菰」が敷き詰められる
3. 国造はその真菰の上を歩く

【真菰の神威】
国造が踏んだ真菰には「神威が宿る」とされており、その真菰を持ち帰り、家の神棚に祀ったり、お風呂に入れたりすることで、「無病息災で過ごせる」という信仰が古くから伝えられています。

真菰と「薦(こも)」- 神事における役割

神事の際、国造が持つ白幣には出雲の森より降りられた神様が宿り、御手洗井まで還御される道中、「不浄な地面に触れぬよう神聖な植物とされる真菰と清めの砂を敷く」ことにより穢れを祓い、その清浄な道の上を神様が行かれます。

「菰(こも)」は神様が「籠る(こもる)」という説があるように、古より全国の神社でも神具として用いられてきました。薦は真菰を編んだ敷物です。神様にお供えする神饌の下に敷いたり、地鎮祭では祭壇の下に敷く薦を敷くことで、「清浄な場」となり、そこに神様へのお供え物を置くことができます。

全国の神社における真菰

出雲大社:奥の院の注連縄に真菰が使われます。
宇佐神宮:(日本最古の神社とも言われる): ご神体が「真菰の枕」

皇室と真菰

昭和天皇崩御の際、棺の中に真菰が敷き詰められ、さらに真菰にくるまれて御陵に葬られました。このように、真菰は古来より「神聖な植物」として、生と死の両方の場面で重要な役割を果たしてきました。

【真菰という植物について】
真菰(まこも)は、日本の水辺に自生するイネ科の多年草です。古くから日本人の暮らしと深く結びつき、神事や生活文化の中で大切にされてきました。清らかな水辺に育つこの植物は、自然の浄化力を象徴する存在としても知られています。

【真菰の浄化力】
真菰が持つ「水を浄化する力」は、現代の環境研究でも注目されています。霞ヶ浦や琵琶湖をはじめ、日本各地の水辺では、真菰を活用した水質浄化の取り組みが行われています。真菰の根は水中の窒素やリンといった物質を吸収する働きを持ち、水質を整える役割を果たします。そのため、水辺に真菰を植えることは、自然環境の保全にもつながると考えられています。

また、真菰の根には耐熱性の微生物が共生しているといわれています。古くから、真菰の根を乾燥させて粉末にしたものを湯に入れると、水が腐りにくくなるという言い伝えがあります。これは微生物の働きによって、湯垢や体から出る老廃物が分解され、水が清潔に保たれるためと考えられています。このように真菰は、自然の浄化力を象徴する植物として、日本の文化の中で特別な意味を持ってきました。

【真菰の多様な用途】
真菰は古くからさまざまな用途に活用されてきました。工芸や生活用品としては、茣蓙と呼ばれる敷物や座布団の素材として使われてきました。また、神社の注連縄や、収納用のかごなどの素材としても用いられています。丈夫で通気性に優れた繊維は、日本の暮らしの中で長く親しまれてきました。

真菰は染料としても利用されてきました。平安時代には「お歯黒」と呼ばれる歯を黒く染める習慣があり、その染料として真菰が使われていました。また、眉墨や織物の染料としても用いられ、自然で深みのある黒色を生み出してきました。

さらに真菰を炭にした「真菰炭」は、環境浄化の素材としても知られています。空気や水を整える働きがあるとされ、除湿剤として湿気を吸収したり、土壌改良のための肥料として利用されたりしています。